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ナイロンポリのタイプの種類と各タイプの特性②

2025.04.01

先日のナイロンポリ(福助工業製)の各タイプの説明の続きとなりますが、今回はBタイプ、FKタイプ、MLTタイプ、SGタイプ、TLバリアタイプ、VSタイプ、VTタイプの違いについて説明します。

それぞれの特性や用途を以下に詳しくまとめます。

 
 
1.Bタイプ
★Bタイプは、ナイロンポリのラインナップの中で比較的シンプルで汎用性の高い袋として知られています。
★このタイプは、柔軟性と耐久性を兼ね備えており、特に突刺強度に優れている点が特徴です。
★冷凍保存や真空包装に適しており、-40℃程度の低温環境でもその性能を発揮します。
★ボイル対応はしていないため、高温での加熱が必要な用途には向きません。
★薄手のフィルムでありながらコシがあり、中身にしっかりとフィットする特性も持つため、内容物の形状を崩さずに包装したい場合に便利です。
★食品業界では、冷凍食品や生鮮食品の包装に適した選択肢として利用されることが多いです。
 
2.FKタイプ
★FKタイプは、特にレンジ加熱に対応した特性を持つナイロンポリ袋です。
★耐熱性に優れており、電子レンジでの使用を前提とした包装に適しています。
★このタイプは、透明性が高く、内容物を視認しやすい点も特徴で、消費者が中身を確認しながら加熱できる利便性を提供します。
★ガスバリア性も備えているため、酸素や湿気から内容物を保護し、鮮度を保つ効果が期待できます。
★ボイル殺菌にも対応可能で、100℃で30分程度の加熱にも耐えられる仕様が含まれている場合があります。
★家庭用や業務用の加熱調理食品の包装に適しており、利便性と安全性を両立したタイプと言えるでしょう。
 
3.MLTタイプ
★MLTタイプは、ナイロンポリの中でも耐ピンホール性(突刺強度)に特に優れたタイプです。
★薄いフィルムを使用しているにもかかわらず、鋭利な物体による穴あきに強い特性を持ち、輸送中や保管中に内容物を保護する能力が高いです。
★このタイプは、柔軟性がありながらも強度を維持するバランスが取れており、真空包装やガス置換包装に適しています。
★Bタイプと同様にボイル対応はしていないため、高温加熱を必要とする用途には不向きです。
★冷凍保存や乾燥食品の包装に適しており、特にピンホールが発生しやすい環境での使用に強みを発揮します。
★食品以外にも、工業部品の包装にも応用可能です。
 
4.SGタイプ
★SGタイプは、ガスバリア性と耐久性を重視したナイロンポリ袋です。
★このタイプは、酸素や湿気の透過を抑える特性を持ち、脱酸素剤を用いた包装や真空包装に適しています。
★耐寒性にも優れており、-40℃の冷凍環境下でも柔軟性を失わず、内容物をしっかり保護します。
★突刺強度もある程度備えているため、鋭利な内容物にも対応可能です。
★ボイル殺菌にも対応しており、100℃で30分程度の加熱が可能な点も特徴です。
★食品業界では、長期保存が必要な製品や鮮度を維持したい製品の包装に適しており、特に肉類や魚介類の冷凍・冷蔵保存に適した選択肢となっています。
 
5.TLバリアタイプ(バリアTLタイプ
★バリアTLタイプは、ガスバリア性をさらに強化したナイロンポリ袋で、特に酸素透過を極力抑える設計がされています。
★このタイプは、真空包装やガス置換包装に最適で、脱酸素剤を封入することで内容物の酸化を防ぎ、長期保存を可能にします。
★耐熱性にも優れており、透明でありながらレトルト袋としての使用が可能な点が特徴です。
★100℃を超える高温での加熱にも耐えられる仕様があり、ボイルやレトルト処理が必要な食品包装に適しています。
★耐寒性も備えており、冷凍から加熱まで幅広い温度帯での使用が可能です。
★食品の鮮度保持と安全性を重視する用途で重宝されるタイプです。
 
6.VSタイプ
★VSタイプは、衝撃強度、突刺強度、耐寒性に優れたナイロンポリ袋として知られています。
★このタイプは、特に過酷な環境下での使用を想定しており、-40℃の冷凍環境でも割れにくく、輸送中の衝撃にも耐える設計です。
★ガスバリア性も備えており、真空包装やガス置換包装に適しています。
★ボイル殺菌にも対応可能で、100℃で30分程度の加熱に耐えられるため、冷凍から加熱まで一貫した包装が可能です。
★食品業界では、肉類や魚介類、冷凍野菜などの包装に広く採用されており、耐久性と汎用性を求める場合に適した選択肢です。
★フィルムの厚さは比較的薄めながら、強度と柔軟性のバランスが取れている点も特徴です。
 
7.VTタイプ
★VTタイプは、柔軟性とピンホール耐性を重視したナイロンポリ袋です。
★このタイプは、薄手のフィルムでありながら突刺強度が高く、鋭利な内容物にも対応できます。
★ガスバリア性もあり、真空包装や脱酸素剤封入に適していますが、ボイル対応はしていないため、高温加熱を必要とする用途には不向きです。
★耐寒性に優れており、-40℃の冷凍環境でも性能を維持するため、冷凍食品や乾燥食品の包装に適しています。
★フィルムが柔軟で中身にフィットしやすい特性も持ち、内容物の形状を保持しながら包装したい場合に便利です。
★コストパフォーマンスにも優れており、幅広い用途で使用されるタイプです。
 
まとめ
◎それぞれのタイプは、耐久性、耐熱性、ガスバリア性、柔軟性などの特性が異なり、使用目的に応じて最適な選択が可能です。
◎例えば、レンジ加熱が必要ならFKタイプ、長期保存とレトルト処理を求めるならバリアTLタイプ、衝撃強度と冷凍対応を重視するならVSタイプといった具合です。
◎これらの特性を理解することで、包装資材としてのナイロンポリを最大限に活用できるでしょう。
◎用途に応じた適切なタイプ選びが、内容物の品質保持とコスト効率の向上につながります。
 
 
上記にて説明させていただいた商品を掲載致しましたので、各商品のページをご覧ください。
タイプ・サイズで用途に合った商品をお選びいただけると幸いです。
 
商品についてのご質問も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
 

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